次の時代

こんにちは、横山です。

新元号の発表時期について、2019年5月1日の改元1カ月前に発表される方針で固まりました。「昭和」から「平成」への代替わりでは、昭和天皇が逝去された日に新元号を公表し、翌日から施行されました。しかし、30年前と比べてコンピューターが広く普及した今回は、事前準備の期間を設けて混乱を回避する狙いがあるようです。

 

元号の選定には条件が6つあります。

1.国民の理想としてふさわしいような、よい意味を持つものであること。

2.漢字2文字であること。

3.書きやすいこと。

4.読みやすいこと。

5.これまでに元号または送り仮名として用いられたものでないこと。

6.俗用されているものでないこと。

これらの条件を満たす言葉から有識者が候補を考案し、閣議で協議・決定されます。

 

また、元号の名称は中国の古典から引用されています。

「昭和」の由来は、四書五経の一つである『書経尭典』の「百姓昭明、協和萬邦」によるものです。一言で表すならば「心合わせて仲良くしよう」という意味であり、国民の平和と世界各国の共存繁栄を願って付けられたそうです。

「平成」の由来は、『史記』五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」、『書経』大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」に由来します。天地、内外とも平和が達成されるという意味を持っています。

 

「平成」の元号を決める際には「修文」と「正化」という候補もあったようです。

どちらも、ローマ字表記にした時に頭文字が「S」となってしまい、昭和と同じで不都合なのではないかという意見により「平成」が採用されました。

 

そう考えると、頭文字がM(明治)・T(対象)・S(昭和)・H(平成)から始まる言葉は次の元号に採用され辛いかもしれません。

いったいどんな元号が採用されるのでしょうか?気になるところです。

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