2019-04-23
国税庁の国税審議会はこのほど、2019年度(第69回)税理士試験を8月6日~8月8日の3日間、全国12の受験地で行うことを発表した。初日は簿記論・財務諸表論・消費税法又は酒税法、2日目は法人税法・相続税法・所得税法、3日目は固定資産税・国税徴収法・住民税又は事業税の各科目を実施する。ちなみに、昨年の第68回試験では、3万850人が受験し、合格科目が5科目に達した672人の税理士が誕生している。
受験案内及び申込用紙の交付は、4月11日から5月20日までの間に各国税局等で行う。ただし、郵送で申込用紙等を請求する場合は、5月7日までに、封筒の表面に「税理士請求」と赤書の上、返信用封筒(A4判大)を同封して、1人1部ずつ請求する。また、受験申込みの受付期間は5月8日から5月20日までの間。郵送での受験申込みは、申込書類が完備しており、かつ5月20日までの通信日付印のあるものに限り受け付ける。
国税電子申告・納税システム(e-Tax)で受験申込みを行う場合(利用可能時間は月曜日~金曜日(休祝日を除く)の24時間)は、受験申込受付期間内の5月20日までに受験申込手続きを完了し、かつ、5月20日までに申込書類の全てにつき提出があったもの(5月20日までの通信日付印のあるもの(料金後納郵便または料金別納郵便については、5月20日までに到着したもの))に限り受け付ける。
申込書類は、(1)税理士試験受験願書・税理士試験受験申込書、(2)受験票及び写真票、(3)受験資格を有することを証する書面、の3点となっている。合格者の発表は、今年12月13日の予定であり、税理士試験に合格した者について、発表予定日の官報にその受験地・受験番号・氏名を掲載する。なお、2000年度以来改正されていなかった税理士試験の受験手数料が、2018年度税制改正において見直され、同年度から適用されている。
受験手数料は、受験科目が1科目の場合は4000円(改正前3500円)に、受験科目が2科目以上の場合は1科目追加ごとに加算する額が1500円(同1000円)に引き上げられている。5科目を一度に受験すると、改正前の7500円から1万円となる。この結果、受験科目数に応じ、1科目4000円、2科目5500円、3科目7000円、4科目8500円、5科目1万円となり、受験料は受験願書に収入印紙を貼付する。
この件については↓
http://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikenkekka/69/pdf/001.pdf