インボイス事業者登録件数が5月末で300万件突破

国税庁はこのほど、インボイス発行事業者の登録件数が今年5月末現在で300万件を超えたことを明らかにした。今年5月末現在の適格請求書発行事業者登録件数は315万9203件で、5月の1ヵ月間で19万3044件増加して300万件を突破した。同日現在の登録申請書提出件数は先月から約10万件増加の約344万件となっていることから、申請件数の約91.8%を処理したこととなり、処理率も9割を超えた。

登録通知時期の目安(登録通知が届くまでの標準的な時期)として、申請が4月1日から4月15日の場合は、e-Tax提出分は5月下旬(書面提出分は7月中旬)、4月16日から4月30日の場合は、同6月上旬(同8月上旬)、5月1日から5月15日の場合は、同6月中旬(同8月中旬)、5月16日 ~5月31日の場合は、同6月下旬(同8月下旬)とされていて、先月の目安よりも10日間程度伸びている。

そして、直近の6月1日から6月15日の申請の場合は、e-Taxの提出では7月上旬となるが、書面での提出となると9月上旬までかかってしまう見込みだ。また、これから登録申請を行う場合の登録通知までの期間の目安は、e-Tax提出の場合は、提出から約1ヵ月半、書面提出の場合は、提出から約3ヵ月としている。そこで、登録申請書の提出は、登録通知を早く受け取ることができるe-Taxの利用を勧めている。

さらに、書面の「通知書」については、原則として再発行していないが、e-Taxで申請すると、データで登録通知を受け取ることができ、紛失も心配がないことから、登録通知を早く受け取ることができるとのメリットを掲げている。なお、やむを得ず、書面で申請する場合は、HP上の「登録申請書の書き方フローチャート(2023年中に申請する方用)」を参考に記載漏れに注意を呼びかけている。

この件については↓
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/kensu_kikan.pdf