法人番号の指定件数、設立登記法人は約451万件

国税庁はこのほど、2015年10月5日から2017年9月末までに法人番号を指定した件数が累計460万232件だったことなど、法人番号に関する情報を公表した。個人番号や法人番号は2016年1月から利用開始されているが、法人番号はマイナンバーとは異なり、利用範囲の制約がなく、誰でも自由に利用できる。法人番号は、国税庁法人番号公表サイトにおいて公表するものであり、誰でも自由に利用することが可能だ。

法人番号指定件数の内訳は、「設立登記法人」が450万8174件と約98%を占め、次いで、設立登記のない法人や人格のない社団法人等の「その他」が8万3845件、「地方公共団体」が7371件、「国の機関」が842件。また、法人番号公表サイトで法人番号を公表した件数は、9月末時点で累計453万3089件にのぼる。公表件数は、法人番号が法人番号指定通知書を発送後、翌稼働日に公表されるので、指定件数とは一致しない。

法人番号公表サイトは、2015年10月5日の開設後、同年10月26日から基本3情報を順次掲載し、公表しているが、同サイトの利用状況をみると、2015年分(10月~12月)はアクセス件数が約159万件、検索件数が約233万件、ダウンロード件数が約5万件、2016年分が同約1185万件、約2115万件、約44万件、2017年分(1月~9月)が同約954万件、約1855万件、約33万件となっている。

また、今年4月18日からは英語版webページを開設し、名称・所在地の英語表記を開始しているが、そのアクセス件数は9月末までで累計9万4865件、検索件数は4万4344件だった。英語版の開設は、経済取引が国際化しているなか、名称や所在地の英語表記が使用される機会が多くなっていることから、法人番号の活用場面が広がるよう、公表を希望する法人からの申込みに基づき公表しているもの。

なお、法人番号公表サイトにおいては、法人番号の指定を受けた団体の基本3情報である、(1)商号又は名称、(2)本店又は主たる事務所の所在地及び(3)法人番号を、通知したものから順次公表している。法人番号は1法人に対して1番号のみ指定され、法人の支店や事業所等には指定されない。法人番号は、官民を問わず様々な用途で活用することができるため、社会的なインフラとして活用されることが期待されている。

この件については↓
http://www.houjin-bangou.nta.go.jp/setsumei/houjin-bangou_joho/