2018-02-22
2017年の酒類の輸出金額は545億900万円(対前年比26.8%増)となり、6年連続で過去最高額を記録したことが、国税庁が19日に公表した酒類の輸出金額・輸出数量の動向で分かった。また、2017年の酒類の輸出数量についても、16万9023キロリットル(同35.5%増)となり、こちらも過去最高の水準となった。10年前の2007年と比べると、輸出金額は約3.5倍に、輸出数量は約3.8倍にそれぞれ大きく伸びている。
2017年の国(地域)別輸出金額は、全ての国(地域)で増加した。上位4ヵ国(地域)は昨年同様であり、「アメリカ合衆国」が120億1500万円(対前年比17.7%増)、「大韓民国」が107億5700万円(同42.4%増)、「台湾」が53億800万円(同14.5%増)、「香港」47億9500万円(同11.7%増)。5位には前年6位の「中華人民共和国」43億7900万円(同62.6%増)が大きく伸びてランクアップした。
2017年の品目別輸出金額は、全ての品目で前年を上回っている。輸出金額は、「清酒」が186億7900万円(対前年比19.9%増)で最も多く、以下、「ウイスキー」が136億4000万円(同25.8%増)、「ビール」128億7300万円(同35.7%増)、「リキュール」49億7800万円(同18.2%増)、「焼酎等」21億2900万円(同8.9%増)と続いている。ビールやウイスキーが大きく伸びたほか、清酒、リキュールも対前年比で二ケタの伸びを示した。
2017年の清酒の輸出金額は、約187億円(対前年比19.9%増)、輸出数量は約2万3482キロリットル(同19.0%増)となり、いずれも8年連続で過去最高となった。清酒の国(地域)別の輸出金額をみると、「アメリカ合衆国」が60億3900万円(同16.2%増)で最も多く、次いで「香港」27億9900万円(同6.4%増)、「中華人民共和国」26億6000万円(同83.5%増)、「大韓民国」18億6400万円(同19.3%増)の順に多い。
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http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2018/sake_yushutsu/01.pdf