2019-10-02
経済産業省によると、キャッシュレス・ポイント還元事業について、10月1日から開始できる加盟店数は、約50万店だったことが分かった。加盟店登録申請数は、9月25日時点で約73万店。今回10月1日に間に合わなかった申請についても、9月26日17時00分までに決済事業者から不備なく全ての情報・書類が提出された店舗については、10月21日までにポイント還元を開始できるよう、審査等の準備を進めている。
登録加盟店については、原則10日ごとに追加していく。また、10月1日からの事業開始に向けて、全決済事業者について、セキュリティ対策に関する第三者評価を実施し、評価結果に基づき更なるセキュリティ強化に努めるよう働きかけた。継続的に評価とフィードバックを実施していく予定という。事務局システムについても、第三者機関の助言を受けながら、セキュリティの強化に努めている。
ポイント還元事業は、10月1日からの消費税率引上げに伴い、需要平準化対策として、キャッシュレス対応による生産性向上や消費者の利便性向上の観点も含め、消費税率引上げ後の9ヵ月間に限り、消費者が中小店等で購入した商品等の代金をクレジットカードや電子マネー、QRコードなどのキャッシュレス決済手段により支払う場合、5%(フランチャイズチェーンの場合は2%)が消費者に還元される制度。
10月1日から開始できる加盟店登録数(都道県別・業種分類別)、及び、加盟店申請数(市区町村別)は、経産省のサイト( https://cashless.go.jp/consumer/ )で公開している。それによると、10月1日から開始できる加盟店登録数は全国で49万8281店にのぼり、そのうち「固定店舗」は、「小売業」22万9919店、「飲食業」7万8640店、「その他サービス業」11万6000店となっている。
そのほか、「移動販売」(タクシー、屋台など)が1万3187店、「通信販売」が6万535店となっている。また、10月1日から開始できる加盟店登録数を都道県別にみると、「東京都」が7万7515店で最も多く、次いで、「大阪府」(4万542店)、「愛知県」(2万7431店)、「神奈川県」(2万6106店)、「北海道」(2万6072店)、「福岡県」(2万1567店)と、大都市を抱える都府県が多い。
この件については↓
https://www.meti.go.jp/press/2019/09/20190926010/20190926010.html