新型コロナの影響で7税務署が業務を一時中断

国税庁は30日、新型コロナウイルスの影響でこれまで7税務署が業務を一時中断していたことを明らかにした。これまで、大阪・堺税務署(3月5日中断、翌日6日再開)、京都・下京税務署(3月5日中断、同日13時再開)、高知・須崎税務署(3月6日中断、同月9日再開)が、職員や来署した納税者が新型コロナウイルス感染症に感染していた影響を受け、一時業務を中断した。

その後、茨城・太田税務署においては、3月19日、3月11日に申告書の提出に来署した納税者が新型コロナウイルス感染症に感染していたことが判明。同日、同署の総合窓口・申告相談業務を一時中断した上で、保健所の指導の下、当該納税者が来署した区画を中心に、改めて広範に消毒・清掃を行い、確定申告会場での申告相談及び総合窓口業務を再開する準備が整ったことから、19日15時から業務を再開している。

次に、埼玉・越谷税務署では、3月18日に税務手続きのために来署した納税者が、新型コロナウイルス感染症に感染していたことが判明。これを受けて、3月23日、念のため、総合窓口業務を一時中断し、同納税者と接触した職員に対し自宅待機を指示した上で、納税者が来署した区画を中心に、改めて広範に消毒・清掃を行うなどして、総合窓口業務を再開する準備が整ったので、3月24日に通常通り業務を再開した。

また、埼玉・春日部税務署では、3月24日、保健所からの連絡により、3月11日に税務手続きのために来署した納税者が、新型コロナウイルス感染症に感染していたことが判明。これを受けて同日、念のため、確定申告会場における申告相談及び総合窓口業務を一時中断し、保健所の指導の下、同納税者が来署した区画を中心に、改めて広範に消毒・清掃を行い再開準備が整ったことから、3月25日から、通常通り業務を再開している。

さらに、3月29日、千葉・市川税務署の職員が、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者であることが判明。納税者の健康と安全を考慮し、念のため、3月30日8時30分から、確定申告会場における申告相談及び総合窓口業務を一時中断した。消毒等の作業を行った上で、保健所とも相談しながら、再開を検討していくが、現時点(3月30日)における再開日時は未定となっている。

確定申告期における税務署の執務状況(新型コロナウイルス感染症関連)は↓
http://www.nta.go.jp/data/cv_info.pdf