2018-05-15
こんにちは。関内会計の大森です。
最近は暖かくなってきて、衣替えをしようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今日は、その衣替えについて話していきたいと思います。
衣替えとは季節に応じて学生や企業の制服等(夏服、冬服など)を変更することを指します。多くの地域では毎年6月1日と10月1日に一斉に衣替えが行われ、2週間から1か月間の移行期間が設けられることが多いです。
衣替えの習慣は平安時代の宮中行事から始まったと言われています。
中国の風習に倣って旧暦の4月1日および10月1日に夏服と冬服を着替えると定められました。はじめは中国の風習だったんですね。
衣服以外についても、女房(貴婦人)が手に持つ扇は冬は桧扇(ひおうぎ=ヒノキ製)、夏は蝙蝠(かわほり=紙と竹製の扇)と決められていたそうです。
この習慣が民間にも定着したのは明治時代のことでした。
明治6年(1873年)1月1日より新暦(太陽暦)が採用され、太陽暦6月1日 – 9月30日が夏服、10月1日から翌年5月31日が冬服と定められました。それに伴い、官公庁・企業・学校が毎年6月1日と10月1日に衣替えを行うようになったのです。
ところで、皆さんは衣替えをする意味を考えたことがあったでしょうか。
一言でいえば、季節に合わせた衣服を着用するため、これに尽きるでしょう。
しかし、その背景には日本ならではの感性がありました。日本人は古来より「服装」というのは自分のためだけのものではないと考え、着ている服が周りの人に与える影響も考慮しながら暮らしてきました。特に大事にしてきたのが季節感で“季節を先取りするのは良いけれど、過ぎた季節をひきずるのは野暮なこと”とされてきました。
日本人はこんな些細な事でも周囲に配慮してきていたんですね。
我々現代人も、そういう気持ちをいつまでも忘れずに持ち続けたいものです。
大森でした。
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