蚊取り線香のあの匂い

こんにちは。関内会計の大森です。

 

最近は暑くなってきて、蚊が増えてきましたね。

我が家では蚊の侵入を防ぐために玄関前に蚊取り線香を焚いています。

皆さんは何か対策されているでしょうか?

 

ところで蚊取り線香は独特な匂いがしますよね。匂いの正体はご存知ですか?

あの匂いは“除虫菊”という花の種の燃える匂いだそうです。

ヨーロッパ原産の除虫菊は昔から虫よけとして重宝されていて、大陸では種をすりつぶした粉を家畜小屋のノミを駆除するために使っていました。

 

日本に広まったのは1890年に和歌山県の上山英一郎(大日本除虫菊株式会社の創業者)が考案した棒状蚊取り線香「金鳥香」(線香に除虫菊を練り込んだもの)が始まりでした。

はじめは仏壇に供えるような真っすぐな形の線香でしたが、燃える時間が短いことや倒れやすく火事の原因となることが度々あったため、1895年に現在の渦巻き状の形に改良されました。

1945年には殺虫成分の研究も進み、より殺虫力が強く人体に害の少ない成分へと改良されていきました。今の蚊取り線香は工夫の塊なんですね。

 

ちなみに殺虫成分自体に匂いはなく、匂いがあった方が効く気がする、という消費者の意見を取り入れて今はあえて匂い付けをしているそうです。

また勘違いしやすいですが、殺虫成分は煙に含まれているのではなく、燃えた時に気体となって広がっているんだそうです。

 

熱中症対策と併せて蚊対策もお忘れなく!大森でした。

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