2018-08-07
こんにちは。関内会計の大森です。
皆さんはどのようにして熱中症になるのかをご存知でしょうか?
一つ目は気温が高い、湿度が高い、風が弱いなどの「環境」の要因
二つ目は激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生じたり、暑い環境に体が十分に対応できないなどの「身体」の要因
三つ目は長時間の屋外作業や水分補給できない状況など「行動」の要因
これらの要因によって体温の上昇と調整機能のバランスが崩れると、どんどん身体に熱が溜まってしまいます。そのような状態を熱中症というそうです。
症状は下表の通り段階的に推移していきます。
重症度 |
病態 |
症状 |
重症度Ⅰ |
熱けいれん |
ふくらはぎなど下肢の筋肉がこむら返りを起こし、痛みを伴う(発汗に伴うナトリウムの欠乏により、筋肉の興奮性が高まったのが原因)。 |
熱失神 |
脳への血流が瞬間的に不十分になり、立ちくらみを起こす。 |
|
重症度Ⅱ |
熱疲労 |
「強い、のどの渇き」「体に力が入らない」「ぐったりする」「気分の不快・吐き気・嘔吐」「不安感」「目が回る」「頭痛」など。 |
重症度Ⅲ |
熱射病 |
「気を失う」「呼びかけや刺激に対する反応がおかしい」「応えない」「手が震える」「身体がひきつける」「まっすぐに歩けない・走れない」「手足が動かない」など。 |
症状が出た時は早めの処置が何より大切です。重症度Ⅰ~Ⅱの段階であれば涼しいところで休み、スポーツ飲料を飲ませることで回復します。ただ、自力で水分を補給できない場合や症状が良くならない場合は医療機関へ行きましょう。重症度Ⅲならば迷わず救急車を呼ぶだけでなく、到着までの間、身体に水をかけてうちわで扇いだり、首の周辺の大動脈に氷をあてるなど、ともかく身体を冷やす処置をすることが大切です。
熱中症を予防するためには?
基本的なこととしては、
① 暑さを避ける(温度変化も±5程度に留める)
② 水分補給をこまめにする
③ 体調管理・生活習慣に気を配る
などがあります。
➂について、まずは必要な栄養補給をして体力をつけることが大事です。夏は食欲を増進させるために香味野菜を活用したり、香辛料を効かせた料理がオススメです。また夏は冷たい飲食物を選びがちですが、食べすぎは胃腸を弱め、体力ダウンにつながることがあります。夏こそ温かい食事をとり、胃腸を守ることが体力温存につながるそうです。
次に質の良い睡眠も重要です。冷房の推奨されている温度は28℃で、冷えすぎても起床時のだるさの原因になる為、タイマーを掛けて寝ると質の良い睡眠を取ることが出来ます。
他には適度な運動も効果的なようです。人は汗をかくことで体内の熱を逃がし、体温調節をしています。適度な運動で汗をかくことは、暑さへの耐性をつけることに繋がるのです。
ただし、気温の高い日中は避けた方がいいかもしれません。
まだまだ暑い日が続きますが、体調に気を付けて乗り越えましょう!大森でした。
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